「ひぐらしのなく頃に」のアニメ放送自粛

どうしてこうもアニメやゲームはスケープゴートになってしまうのか。しかし、災難が起こったら生け贄を捧げようというのは、何の解決にもならないと思います。
萌え理論Blog - 「ひぐらしのなく頃に・解」の放送自粛についてまじめに考える

ちょうど同じこと考えていました。
最近のマスコミは事件とアニメ・ゲームを混同して報道しているとしか思えません。区別もついていないのはむしろマスコミのほうです。私たちファンはひぐらしの本質を知っているからこそ、分別をつけて視聴しているのです。

ネタばれとか言っていられません。「ひぐらしのなく頃に」は、一人の少女『梨花』が死の運命から必死に抜けだそうとする作品です。確かに、報道された少女のレナが殺人を犯すというシーンについては否定するつもりはありません。ストーリーの一場面に存在していますから。ですが、その後に出てくるレナ自身の苦しみや後悔といったものが丸で抜けています。元々倫理的な作品にも関わらず、報道一つで何も知らない視聴者に良くない作品だと思いこみされる。それがどれだけの人間が迷惑するのかも分かっていない。


はっきり言います。ひぐらしは倫理的な作品です。
それ以上それ以下でもない。経緯だけ抽出して判断するのはやめてもらいたい。


放送を自粛したのは悪いことではないです。事件が悪いタイミングで入ってきただけのことです。でもこれからのことが心配なので、次のエントリーに書きたいこと書きました。